普段パソコンやスマホから何気なく見ているwebサイトですが、どうやって表示されているのか、その仕組みはご存知でしょうか?
今回はwebサイトの製作から実際に表示されるまで、どのような仕組みなのかを分かりやすく解説したいと思います!
インターネットとwebの違い
これらの言葉は、似たようで違う意味合いを持つ言葉です。まずは理解しやすいよう、広い話から始めましょう。
インターネットとは
普段から何気なく口にすることの多い「インターネット」ですが、これはコンピューター同士の繋がりのことです。
コンピューター同士の繋がりが網目状に・世界中に広がっているのがインターネットです。
電子マネー決済・メールなど、あらゆる情報のやり取りをインターネット上で行っています。
元々、インターネットとは1969年にアメリカで軍事目的で作成されたネットワークでした。日本では1984年に学術目的で東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学のコンピュータをつないだネットワーク「JUNET」がスタートとされます。
webとは
ファイル転送、メール、クレジットカード決済などと同じく、インターネットで扱うものの一つです。
大きなカテゴリとしてインターネットがあり、その中に無数のサービスがあるようなイメージです。
URLのwwwとは
このブログのURLにもあるwwwとはWorld Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略称です。
wwwとはどういったものなのか
wwwとは、文書や画像、動画などを公開・閲覧することができる仕組みのことです。
ここで言う「文書」とは、webページとほぼ同じ意味です。
無数の文書はハイパーリンクというもので結ばれ、蜘蛛の糸のように無数に広がっています。
World Wideと言う名前のとおり、インターネットと通じて世界中の人々と繋がっていますよね。
ハイパーリンクとは
次は、文書同士を結ぶハイパーリンクについてです。ここまでの説明と、ハイパー「リンク」という言葉で、ピンときた方も多いのではないでしょうか。
wwwは1991年、CERN(欧州原子核研究機構)に所属していたティム・バーナーズ=リー博士によって発明されました。膨大な論文をスムーズに閲覧することを目的としていたため、文書同士を繋ぎ合わせるハイパーリンクが発明されたというわけです。
webページの仕組み
続いて、webページがどのように表示されているのか、その仕組みを解説していきたいと思います。
いきなり全てを理解したり、暗記する必要はありません。ふんわりとした理解で大丈夫ですので、まずは一通り見ていただければと思います。
webページが表示される仕組み
web上で情報を公開しているソフトウェアやコンピュータのことをwebサーバーと呼びます。
一方、私たちのようにwebサーバーから情報を受け取る側をwebクライアントと呼びます。
webサーバーとwebクライアントの間で情報をやり取りすることによって、webページを見ることができます。
webページが表示されるまでの流れ
それでは、私たちが今使っているパソコンやスマートフォンで、どのようにしてwebページを表示しているのでしょうか。(ここでは「Appleのwebページを見る」と仮定して解説していきます。)
webクライアント(PC・スマートフォンなど)から、webサーバーに対して「このwebページを見たい!」とリクエストが送られます。
今回の例だとAppleのwebページをリクエストしていますね。
webクライアントが送ったリクエストに対して、webサーバーが答えを返してくれます。
受け取った情報をwebクライアント側で表示できるように処理を行います。
webクライアントにあるブラウザで、リクエストしたwebページが表示されます。
今回だと、無事Appleのページが表示されました。
普段何気なくwebページを表示しているかと思いますが、裏側では様々な情報のやり取りが行われています。
このブログを開く際にも同じようにサーバーとクライアントの間でやり取りがあり、結果として返ってきたwebページを今表示しているというわけです。
webの仕組み まとめ
- インターネットという大きなカテゴリの中に様々な機能があり、webはその中の一つ
- webページはハイパーリンクで結ばれている
- サーバーとクライアントの間で情報のやり取りをし、webページが表示される
いかがでしたでしょうか?今すぐに完璧に理解しなくても大丈夫ですが、基礎知識として必要になる場面もあるかと思いますので、ゆっくり噛み砕きながら理解していきましょう!